理事長就任のご挨拶
新しい純美禮学園にご期待ください
このたび、松村文夫前理事長(現名誉理事長)の後を受け、理事長に就任いたしました。純美禮学園での経験も浅く微力な私ではございますが、学園の発展のために誠心勉めるつもりでございますので、よろしくお願い申し上げます。
現在コロナ禍の中で、教育環境は大きく変化しております。しかし学園傘下の短期大学・高等学校・幼稚園・保育園、いずれも感染予防には十二分に注意を払い、適切な措置を講じながら、通常の形態による教育・保育の実現に努力しているところでございます。
オンラインを利用した教育には、これまでの方法では得られなかった効果もあり、社会全体のデジタル化が進む中で、教育の分野でも適切な対応が必要であることはいうまでもありませんが、同時に教育には人間の成長のために必要な不変の条件があり、教師と学生・生徒・児童との信頼関係、また学生・生徒たちの相互の交友関係を通して人間力を培うには、キャンパスという共通の場で教育を実施することが肝要です。
本学園では昨年以来のコロナ禍の中で得た経験を奇貨としながらも、建学の精神に基づいた不変の人間教育を求め続けてゆきたいと考えております。
しかし社会の変化も激しく、それに適切に対応した改革を怠ることは許されない状況にあります。とくに若年人口の減少の中で、それぞれの校園において、いかに魅力的な教育を実現するにはどうすればよいのかを検討し、これからのあるべき姿を提案していこうとしております。是非ご期待いただきたいと存じます。
今後とも本学園に対し、ご支援ご鞭撻をお願い申し上げます。
令和3年4月30日
名誉理事長挨拶
時代・社会の要請に応える教育環境へ改革し、 社会に貢献できる人材育成に努めていきます。
本学園は、1918年(大正7年)に創設者中野冨美先生によって、「裁ち縫いの道を通して真の人間をつくる」という教育方針のもと、女性も立派に独り立ちができ、社会に貢献できるものとしなければと、「女性の自立」を願って創設されました。
爾来幾多の変遷を経て現在 滋賀短期大学、滋賀短期大学附属高等学校、滋賀短期大学附属幼稚園並びに本年4月から守山市に滋賀短期大学附属すみれ保育園を開園し、4つの学校・園を擁する学園として成長し続けています。
滋賀短期大学には生活学科、幼児教育保育学科、ビジネスコミュニケーション学科の3学科があ り、また附属高等学校には普通科、生活デザイン科の2科を有し、学生、生徒の皆さんの希望に応えら れるよう様々なコースを用意しています。
本学園は、建学の精神「心技一如」を基本理念として、今日までめまぐるしく変わる社会のニーズ に応えるべく、常に改革を重ねるとともに、今までに培った実学教育の永い伝統を基礎として更に 充実した教育、研究活動に努め、豊かな教養と実践的な専門の知識と技術を身につけ、社会の各 分野に貢献できる人材育成に努めています。
平成30年に創立100周年を迎えた本学園は、これまでの歴史と伝統を踏まえ、更に地 域に根ざした学園となるよう努力してまいります。