2018.03.08
第1回「幼児教育アカデミー in SHIGATAN」 を開催しました。
2月24日(土)
本学において、“未来にはばたく豊かな子どもたたちの育成に向けて”というテーマの下、第1回目となる「幼児教育アカデミー in SHIGATAN 」を開催しました。
保育現場でご指導されている幼稚園・保育所の先生、行政関係者など、70名を超える方々にご参加いただき、ご好評をいただきました。
プログラム ◆研修講座の部(13:00~) A講座 ねんどを使った造詣表現(滋賀短期大学教授:深尾秀一) B講座 木を使った造形表現(滋賀短期大学教授:手良村昭子) C講座 紙・のり・ハサミを使った造形表現(守山市立吉見幼稚園長:松村郁子) ◆研究報告の部(15:10から) 幼児教育の教材開発に関わる全学的研究の取組 (滋賀短期大学 副学長:小山内幸治、准教授:若生眞理子、助教:灰藤友里子) ◆講演の部(15:40~) これからの幼児教育の充実に向けて(聖徳大学教授:小田豊) |
13:00から行われた「豊かな感性をはぐくむ造形表現講座」では、深尾秀一教授による「ねんどを使った造形表現」、手良村昭子教授による「木を使った造形表現」、松村都子守山市立吉身幼稚園長による「紙・のり・ハサミを使った造形表現」の3つの講座が開かれました。参加者は3講座から一つを選択し受講しました。
参加者アンケートでは、「これまで粘土遊びをすることはよくありましたが、ただ”こねる””丸める”の動作しかなく、粉から粘土へ使うことができることに驚きました。」「夢中で時間があっという間に過ぎました。その後の研修中も手に木の香りが残っていて、とても幸せな気分でした。」「紙、ハサミ、大切なことをたくさん整理することができました。ありがとうございました。」とのコメントが記入しており、どの講座も、高く評価いただきました。
休憩後15:10から行われた、「幼児教育の教材開発等に関わる全学的研究プロジェクトの取組」では、本学の副学長である小山内幸治教授が、本学のこれまでの取組や、今回のプロジェクトの全体像を解説し、本学の幼児教育分野に対する今後の地域連携・貢献の在り方を説明しました。
また、具体例として、若生眞理子准教授が、「地域で育む幼児のマナー教材の開発」、灰藤友里子助教が「幼稚園・保育園における食育教材の開発」というテーマで、現在の取組を発表しました。
参加者アンケートには、「プロジェクト報告の中で、非言語コミュニケーション能力の向上に大変興味を持ちました。確実に子供たちにつけていきたい力です。生涯にわたってもち続けたい、活用できる、変化させていける力にしていきたいと思います。」という記述もあり、興味をもって聞いてくださった方も多かったようです。
最後講演、聖徳大学教授小田豊先生の「これからの幼児教育の充実に向けて」では、身近な話から、文部科学省の「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」のとらえ方など、幼児教育の本質に関するお話が興味深く、参加者も熱心に耳を傾けていました。
参加者のアンケートには「小田先生の講演がわかりやすく、教育要領のとらえ方の話を聞き、モヤモヤしていたものが取れました。」など先生のお話が勉強になったというご意見が多数よせられました。
滋賀短期大学では、引き続き「幼児教育アカデミー in SHIGATAN」の取り組みを行っていきます。
来年度も開催しますので、ぜひご参加ください。
・「ねんどを使った造形表現」
・「木を使った造形表現」
・「紙・のり・ハサミを使った造形表現」